今回はシオンタウンに出現すると言われているベリードアライブについてや、BGMの周波数が影響を与えていると言われているシオンタウン症候群について考察・解説していきたいと思います。
皆さんはポケモンことポケットモンスターのゲームをプレイしたことはありますか?
実際にゲームをプレイしたことがある方は何となく覚えているかもしれないですが、シオンタウンという街は何とも奇妙な町ですよね。
特に初期に発売された赤・緑ではBGMが不気味であまり滞在したくない印象が強かったように思います。
そんなシオンタウンには日本語で「生き埋め」を意味するベリードアライブというライバルが出現するという都市伝説が存在します。

ベリードアライブなんて聞いたこともないなぁ・・・。
それではシオンタウンにまつわる都市伝説について考察・解説していきたいと思います。
あくまでも都市伝説という観点で最後まで読んで頂けたら幸いです。
シオンタウンとはどんなところ?
まずはシオンタウンがどんなところなのか詳しく解説していきます。
シオンタウンはカントー地方の山間にある小さな街で、マサラタウンからスタートして6つ目の街になります。

出現するライバルのポケモンレベルは大体20レベルくらいです。
四天王のレベルが53~65レベルくらいなので、レベルとしてはまだまだ半分以下のレベルですね。
この街にはポケモンタワーと呼ばれる塔が存在するが、この塔はこの世から旅立ったポケモンたちのたましいを慰める場所と言われています。

タワーの中にはゴースやゴーストなどがたくさん出てくるね。
中にいるライバルも「きとうし」ばかりで何とも言えない雰囲気・・・。
そのため、シオンタウンには祀られているポケモンの墓参りに来ている人が多く、街全体が悲しく暗い雰囲気に包まれている。
そして、なんと言ってもBGMがかなり不気味で、夜に一人でプレイしているときにシオンタウンに行くのはためらっていたのを思い出します。

ゴーストポケモンも多く出るため、BGMでも怖い雰囲気を出していたんですね。
ポケモン都市伝説①ベリードアライブ(生き埋め)
ここまでシオンタウンについて解説してきましたが、一つ目の都市伝説、ベリードアライブについて解説していきますね。
ベリードアライブとはポケモンタワーの最上階で登場するライバルのことだと言われています。
最上階にある墓石に話しかけると、次のようなコメントがあり戦闘が始まるとのこと。
You’re here…あなたはここにいる。
I’m Lonely…私は寂しい。
So very lonely…とても寂しい。
Won’t you join me?仲間にならないか。

仲間になるとはどういう意味なのでしょうか。
生き埋めになってゲームオーバーという意味にも聞こえます。
怖すぎる~。
この戦闘でベリードアライブは勝ち目の無いほどレベルの高いポケモンを出してきます。
そのメンバーは、レベル94のベトベトン、レベル90のゲンガ―、レベル101のホワイトハンド。
先ほど説明した通り、シオンタウンで出現するポケモンは大体20レベル前後なので強さが圧倒的です。

純粋に6つ目の街を訪れる段階では歯がたたないレベルですね。
ホワイトハンドという聞いたことのないポケモンが登場していますが、戦闘の途中でミュウツーに変身するようです。
特性としてはメタモンの変身のような感じにも思えますね。
ここまでくるとお気づきの方もいると思いますが、上限の100レベルを超えるモンスターが登場しており、初期のポケモンではよくあった「バグ」が発生しています。

伝説のポケモンであるミュウも確かバグを発生されてゲットしていましたね。
この戦いに負けると、「Finally…Raw meat…(ついにやった…新鮮な肉…)」というコメントが出て、主人公がベリードアライブに捕まった映像が出てフリーズするようです。
この都市伝説についてはYouTubeでも動画があげられていますが、本物の映像ではなく作られたものになります。
また、都市伝説自体も英語表記で海外で噂になったものが日本にも広がったというものです。
ここまで見ていくと、この都市伝説は作られた可能性が高く、真実ではないと考えます。
もし本当にベリードアライブが存在するとしたら、赤・緑をプレイしていた時代に噂が広がっていたはずです。

私の周りでもこの話は聞いたことが無かったですね。
ただし、シオンタウンで話しかけた人から「あなたのみぎかたに しろいてが おかれているなんて」と言われることが確認されており、ホワイトハンドというキャラクターはそこから作られたのだと推測できます。
ただ単純にホワイトハンドを登場させるだけではなく、ある種ストーリー性を持たせたくて作られた都市伝説なのかもしれません。
ポケモン都市伝説②シオンタウン症候群
次に真実であれば恐怖過ぎる都市伝説、シオンタウン症候群ついて解説していきます。
シオンタウン症候群とは?
シオンタウン症候群とは、シオンタウンのBGMを聞いた7歳~12歳の子ども200人以上が体調不良を訴えたという都市伝説になります。
これは1996年のポケットモンスター赤・緑が発売された直後に起こったとされており、BGMに含まれる高音周波数が影響したと言われております。
シオンタウンは海外ではラベンダータウンと呼ばれていることから、別名ラベンダータウンシンドロームとも言います。

ここまでの内容だけ見ると怖すぎる都市伝説ですね。
では音が与える影響について見ていきましょう。
バイノーラル・ビート
この都市伝説は海外のインターネット上で広まったと言われており、そこには「バイノーラル・ビート」の実験だったのではとされております。
バイノーラル・ビートとは左右の耳に少しだけ周波数の異なる音を聴かせることで、聴覚上のうなりを発生させ、脳波をコントロールすることです。
脳波をコントロールすると聞くと危険な匂いがしますが、逆にリラックス効果や瞑想的な効果があると言われています。
個人的な見解になりますが、当時のゲーム機はゲームボーイでしたが、そもそも左右の耳から周波数の違う音を聞くことは出来ないのではないでしょうか。
そんな高機能だったとは思えませんね。
その他にも、影響を受けたのは子どもだけと言われていることから、子どもにしか聞こえないモスキート音が使われていたという説もありますが、それだけで自殺するとは考えづらいですね。
シオンタウン症候群はどのように発覚した?
シオンタウン症候群が発覚し出したのは1996年の春から夏にかけて。
発売元の社内報告書に記載されていた本件の内容を元社員がリークしたことで世に広がったとのこと。
症状が出た子どもの名前や年齢、症状などの情報が流出したとのことですが、この内容は2010年ごろに海外のサイトで出た情報で、信憑性は低いです。
もし本当に1996年にリークされていたら、日本中で大きな問題となっていたはずです。
ポリゴンショックの模倣?
ポリゴンショックとは1997年12月16日に放送されたアニメ「ポケットモンスター」の「でんのうせんしポリゴン」をみた視聴者が、チカチカと光る激しい点滅が原因で相次いで体調不良を訴えた事件のことです。
日本中で680人以上の人が病院に搬送され、入院する人もいました。
私はたまたまこのとき外出していて、テレビを視聴していなかったので、あとでニュースを見て事件を知ることになりましたが、当時はかなり大騒ぎになっていたのを思い出します。
この事件をきっかけに「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて観てください」というテロップが流れるようになったのは有名な話しですね。
シオンタウン症候群が海外のインターネット上で広がったのが2010年と考えると、このポリゴンショックを参考に作った話しとも考えられますね。
ポリゴンショックは光刺激によるもの、シオンタウン症候群は音刺激によるもので、内容が少し違うのでリアリティがあるように感じます。
ただし、ポリゴンショックが大問題になっていたのを知る身としては、シオンタウン症候群が実際に起こっていたとは到底思えません。
まとめ
ここまでシオンタウン症候群について解説してきましたが、なぜ起こったかという原因が非常に曖昧で、設定にいろいろと無理があるように感じます。
なのでシオンタウン症候群は海外で作られた話しとみてまず間違いないでしょう。
そもそもこの都市伝説が出始めたのも2010年ごろと言われており、発売から10年以上経過しております。
もし本当に体調不良が起こっていたのであれば、カセットは回収されていたはずです。
また、私の周りでもシオンタウンのBGMを聴いて体調不良になったと言う話しは聞いたことがありません。
あまりにもBGMが不気味だったことから、精神的におかしくなっても不思議ではないという想いから出来た都市伝説だと考えます。
私もシオンタウンに入るときは音を小さくしたり、場合によっては音を消してゲームをしていた記憶があります。
自転車に乗って音を変えていた人も多いようです。
雰囲気を出すためとはいえ、ちょっと不気味過ぎますよね。
その後発売されたポケットモンスター金・銀ではBGMがやや穏やかになっているので、もしかすると任天堂にも声が寄せられていたのかもしれません。
今回はシオンタウンにまつわる2つの都市伝説を紹介しましたが、如何だったでしょうか?

信じるか信じないかはあなた次第です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。




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