「子どもと一緒に『おかあさんといっしょ』を見ていたパパさん、ママさん、あの番組に映った”正体不明の子ども”の噂、聞いたことありませんか?
いくつかの放送回でその映像が目撃されているのにも関わらずスタッフでさえ存在を知らない体育座りの少年とは一体何ものなのでしょうか。
そもそもエキストラの子供は一回限りのはず・・・。
この背筋がゾッとする奇妙な噂を徹底解説していきます。
子どもに安心して見せているはずの番組の裏側に潜む謎と闇。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、知ってしまったら「おかあさんといっしょ」の見方が変わるかもしれません。
【都市伝説】おかあさんといっしょに映った体育座りの少年
1990年代末から2000年代初頭にかけて、NHKの人気幼児向け番組「おかあさんといっしょ」に奇妙な現象が起こっていたと言われています。
番組に対して「いつもカメラに背を向けて体育座りをしている男の子がいる」という苦情が複数の視聴者から寄せられるようになったのです。
私も子どもと一緒にこの番組をよく見ていましたが、こんな不気味な噂があったとは驚きです!
この苦情を受けてNHKのスタッフが過去の放送を確認したところ、確かに言われた通り、エンディング場面で他の子どもたちが楽しそうに参加する中、一人だけカメラに背を向けて体育座りをしている男の子が映っていたとのこと。
しかし恐ろしいことに、スタッフの誰一人としてこの男の子を知る人はいなかったのです。
ぞっとしますよね。
テレビスタジオという管理された環境で、正体不明の子どもが映り込むなんて考えられないはずなのに…。
さらに不可解なのは、この男の子が複数の収録回に登場していたという点です。
「おかあさんといっしょ」では基本的に毎回異なる子どもたちをエキストラとして起用するのが原則とされています。
それにもかかわらず、この体育座りの男の子は同じ服装で複数回にわたって映り込んでいたというのです。
これは偶然では説明がつきません。
冷静に考えると、どうやって同じ子どもが複数回の収録に参加できたのでしょうか?

正直、背筋が寒くなる話です。
この謎の現象に恐怖を感じたスタッフは、問題の映像を処分してしまったとのこと。
そのため、現在ではこの「体育座りの少年」の映像は残っておらず、真相は闇の中。
もし当時の「おかあさんといっしょ」を録画していたという方がいれば、この都市伝説を裏付ける貴重な証拠となるかもしれません。
子ども向け番組に心霊現象が関わるという不気味な都市伝説は、平和で幸せなイメージの「おかあさんといっしょ」だからこそ、より不気味さを増しているのかもしれません。
私たちが安心して子どもに見せている番組の中に、こんな謎が潜んでいるかもしれないと思うと、何とも言えない気持ちになりますね。
おかあさんといっしょに映っていた体育座りの少年は一体何もの?
ここまでの情報だけではこの噂が本当かどうかはわかりません。
ですがもし本当だったとしたら、この少年の正体は何なんでしょうか。
考えられるのは、①スタジオに棲み着いている幽霊、②ただ単に影の薄い少年、③同じに見えて毎回違う子だった、の3つです。
それぞれ順番に解説していきます。
①スタジオに棲みついている幽霊
一つ目がスタジオにいた子供の霊が映ってしまったというもの。
都市伝説としてはこの説が一番有力かもしれません。
おかあさんといっしょが大好きだった子が命を落としてしまい、番組が好きすぎて棲みついてしまったのではないでしょうか。
本人としては出演しているつもりだったけど、誰も相手にしてくれないことから、寂しくて体育座りをしていたのかもしれません。
これであればスタッフが知らないと言う点も辻褄があいます。
②ただ単に影の薄い少年
二つ目がただ単に影の薄い少年だったということ。
実は正規に出演していたにも関わらず、誰にも気づかれずに何回も出演していたのかもしれません。
スタッフの記憶にもないことから、ある特定のシーンでのみ映像で認識していた可能性があります。
この例は、漫画「黒子のバスケ」の主人公である黒子テツヤと似ていますね。
彼は元々影が薄い特性を活かして、バスケの試合中にミスディレクションという技を使って、相手の視線をコントロールしていました。
もしかするとこの少年も特定のシーンだけ注目が集まるようにミスディレクションを使っていたのかもしれません。
なーんて事は万に一つも無さそうですね・・・。
③同じに見えて毎回違う子だった
三つ目が、毎回同じ子が体育座りをしていると思っていたが、実は毎回別の子だったということ。
たまたま数回、同じような服装の子が出演して、たまたま体育座りをしていた可能性もあるかもしれません。
1990年代といえば、今ほどテレビの画素数も高くなかったので、多少の違いを一瞬で見分けるのは難しかった可能性があります。
昨日も見たような・・・と思った瞬間に、脳には同じ子という固定概念が生まれ、少しの違いが見分けれなかったのかもしれません。
本当に映っていたとすれば、いろんな説が考えられますが、果たしてこの都市伝説自体が真実なのでしょうか。
【都市伝説】体育座りの少年の画像は本物?
「おかあさんといっしょ」の体育座りの少年に関する画像が本物かどうかについては、現在決定的な証拠がないのが実情です。
この都市伝説が広まり始めたのは1990年代末から2000年代初頭ですが、当時のデジタルカメラやSNSは今ほど普及しておらず、番組を録画していた家庭も限られていました。
興味深いことに、この時期の映像資料は、NHK側にも残っていないと言われており、噂によれば、奇妙な現象に恐怖を感じたスタッフが問題の映像を処分してしまったとのこと。
個人的な見解としては、映像が処分されたのではなく、そんな映像はそもそも存在しなかったのだと思います。
同じNHKの「いないいないばぁ」では1996年の映像が収録されたDVDが我が家にもあるのです。
と言うことは、この都市伝説の放送回が特定もされていないことから、NHKとしても映像の探しようがないということだと推察します。

そもそも1990年代末~2000年代初頭というのがかなり曖昧ですよね。
近年インターネット上で「体育座りの少年の画像」として出回っているものの多くは、後から作られた合成画像である可能性が高いでしょう。
視聴者からの苦情があった時期から20年以上が経過しており、もし本物の映像があれば、もっと早く公開されていたはずです。
都市伝説として楽しむなら良いですが、現時点で出回っている「証拠画像」を真に受けるのは避けた方が賢明でしょう。
【都市伝説】おかあさんといっしょで大泣きするとぬいぐるみになる?
子ども向け番組にまつわる不気味な都市伝説のひとつに「騒いだり泣いたりした子どもがぬいぐるみに変えられてしまう」というものがあります。
この噂では、「おかあさんといっしょ」の収録中に大泣きしたり暴れたりした子どもが、カメラが一度切り替わった後、なぜかクマのぬいぐるみに置き換えられているというものです。
しかし実は、この都市伝説の元ネタは「おかあさんといっしょ」ではなく、1963年から1975年まで日本テレビで放送されていた「ロンパールーム」という子ども番組だったことが分かっています。
当時の司会者である宇津美宮土理さんが実際にあった出来事だと証言しているもので、しりとりゲームで不適切な言葉を言った子どもが、カメラがズームアウトした後にクマのぬいぐるみに置き換えられていたという事件です。
正直、これを聞いたときは「えっ、本当にあったの?」とゾクッとしました。
この「クマのぬいぐるみ事件」は実際には放送技術によるトリックだったのですが、当時は映像の上書きが普通だったため証拠映像が残っておらず、後に「おかあさんといっしょ」と混同されるようになりました。
「おかあさんといっしょ」は子どもたちのありのままの姿を大切にする番組で、実際には泣いたり騒いだりする子どもの姿もそのまま放送されています。

でも考えてみれば、40人近い子どもたちが全員いつも笑顔というのも不自然ですよね。
子どもは泣くのが自然なのに、番組では泣いている子をあまり見かけないのも、ある意味で都市伝説が生まれる素地になったのかもしれません。
この都市伝説は子ども向け番組の裏側に潜む闇として語り継がれていますが、同時に「言うことを聞かないと怖いことが起きる」という子どものしつけに使われる怖い話の要素も持っているのかもしれません。
個人的には、親が子どもにいうことを聞かせるために「騒ぐとぬいぐるみになっちゃうよ〜」と脅したことから広まったのでは?と想像してしまいます。
いずれにせよ、子ども番組の明るいイメージと不気味なこの都市伝説のギャップが、長年私たちの心に残る理由なのでしょうね。
都市伝説級のはいだしょうこ画伯
「おかあさんといっしょ」の歴史の中でも特に語り継がれる都市伝説のひとつが、はいだしょうこさんの衝撃的な絵のセンスです。
2003年から2008年まで歌のお姉さんを務めたはいださんは、音楽の才能に恵まれた方。
全国童謡コンクールでグランプリを獲得し、国立音楽大学付属高校から宝塚音楽学校に進学、両親も音楽家という華麗な経歴の持ち主です。
しかし、2006年4月30日の「やぎさんゆうびん」コーナーで、番組のマスコットキャラクター「スプー」の絵描き歌を披露した際、彼女の描いた絵があまりにも衝撃的だったのです。
まさかのはいだ画伯のスプーがアニメに出てたとは(笑)因みに元ネタのスプーも載せときます(笑)(過去のおかあさんといっしょ内で登場したぐーチョコランタンに出てくるキャラクター) https://t.co/V3LrkejZSR pic.twitter.com/4erlhz0PaR
— 鬼場 那葵(きば なき) (@axelmist) April 16, 2024
歌のお兄さんが描いた可愛らしいスプーとは対照的に、はいださんの作品は「スプー・ザ・モンスター」と呼ばれるほどの奇怪な姿。
カメラマンが途中から彼女を映すのを避けたほどで、放送後には「もっと真面目に描いてください」という苦情まで寄せられました。
興味深いのは、はいださん自身はとても真剣に描いていたという点です。
天は二物を与えずとはこのことで、音楽の才能と引き換えに絵のセンスが極端に欠けていたのです。
この「黒歴史」と思われたエピソードを、後にはいださんはトヨタのシエンタCMで「下手過ぎる絵描き歌」として逆手に取りました。

これは本当に感心する対応だと思いました。
多くの人なら隠したくなる弱点を堂々と表現に変えるセンスは素晴らしいですね。
絵のセンスのなさを都市伝説級の個性として受け入れ、それを武器に活躍するはいだしょうこさん。
最近ではメジャーリーガーのマエケンこと前田健太投手も「絵心無い芸人」に出演して以来、「絵心が無い」を逆に「味のある絵」としてグッズにもしています。
彼らの姿は、自分の弱点も受け入れて前向きに生きる姿勢を私たちに教えてくれているのかもしれません。
個人的には、このエピソードから「弱点だと思っていることも、見方を変えれば強みになる」というメッセージを感じています。
子どもたちにとっても、得意なことと不得意なことがあって当然だと教えてくれる貴重な事例になったのではないでしょうか。
まとめ
この記事では「おかあさんといっしょ」にまつわる複数の都市伝説を紹介してきました。
体育座りの少年の謎、子どもがぬいぐるみになるという噂、そしてはいだしょうこさんの衝撃的な画力まで、子ども向け番組の裏に潜む不思議な話の数々です。
特に印象的なのは、体育座りの少年の都市伝説。
スタッフですら知らない謎の子どもが、同じ服装で複数回映り込んでいたという不可解さは本当に背筋が寒くなります。
また、「ぬいぐるみ化」の都市伝説は実は別番組が元になっていたこと、はいだしょうこさんの「スプー・ザ・モンスター」は実際の放送事故だったことなど、興味深い事実も明らかになりました。
これらの都市伝説は、平和な子ども番組と不気味な要素のコントラストが生み出す魅力があるのかもしれません。
また、はいだしょうこさんのように「弱点」を個性として受け入れる姿勢は、私たち大人にも勇気を与えてくれるように感じます。
結局のところ、これらの都市伝説の真偽は完全には解明されていません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
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