「戦闘力はたいしたことないのに、なぜバギーが四皇になれたんだろう?」「31億8900万ベリーという懸賞金は本当に妥当なのか?」と疑問に思っているワンピースファンは多いはず。
実は、バギーの四皇昇格には「誤解の連鎖」と「驚くべき過去の経歴」、そして「運命的な血統の可能性」という3つの重要な要素が隠されています。
本記事では、クロスギルドの真の姿や、ロジャー海賊団見習い時代の秘密、インペルダウン脱獄事件の真相など、バギーがいかにして四皇にまで上り詰めたのかを徹底解説します。
さらに、今後の展開で期待されるバラバラの実覚醒の可能性についても考察。
「最悪」を意味する懸賞金の語呂合わせや、ロックス・D・ジーベックとの血縁関係説など、尾田先生が張り巡らせた伏線から、バギーの真の姿に迫ります。
四皇バギーの謎を解き明かし、ONE PIECEの物語がどう展開していくのか、その鍵を握る重要キャラクターの全貌に迫りましょう!
【ワンピース】なぜバギーは四皇になれたのか!その強さと懸賞金の秘密に迫る
四皇に選ばれたバギーの懸賞金は驚異の31億8900万ベリー。
この数字は四皇を倒したルフィやキッド、ローの30億ベリーをも上回る額です。
なぜバギーがこれほどの評価を受けたのか?
それには大きく分けて3つの理由が存在します。
項目 | 簡単な説明 |
---|---|
クロスギルドの真の姿 | 実はクロコダイルとミホークが指揮、バギーは看板役 |
元ロジャー海賊団見習い | シャンクスと同じく伝説の船で修行した重要人物 |
インペルダウンからの脱獄 | 偶然の連続で名声を得た運命の転換点 |
それぞれ順番に解説していきます。
クロスギルドの真の姿
むぎゅっとクロスギルド#ワンピース #ONEPIECE pic.twitter.com/F48gYiGHgC
— ぽにお Ponio (@nyaponi) March 3, 2025
クロスギルドは表向きバギーが率いる組織として世間に知られていますが、その実態は全く異なります。
実際のところ、この組織は元王下七武海であるクロコダイルとミホークが主導しており、バギーは単なる顔役に過ぎません。
しかし、この「誤解」こそがバギーを四皇へと押し上げた最大の要因なのです。
この組織が誕生したのは、世界会議での王下七武海制度廃止決定がきっかけでした。
海軍に追われる身となったバギーは、カライ・バリ島でステンレス中将率いる海軍に包囲され、まさに窮地に立たされていました。
そこへ突如現れたのがクロコダイル。
インペルダウン脱獄時の恩義もありましたが、貸していた借金を回収するために訪れたのです。
金を返せない金欠バギーはクロコダイルの下僕になることを提案。
そしてほどなくミホークも合流し、彼らは「海兵の首に懸賞金をかける」という逆転の発想でクロスギルドを設立します。
ここで想定外の展開が起きました。
バギーを慕う部下たちが勝手にビラを作成し、バギーがこの組織のボスであるという情報を世界中に拡散させたのです。

もはやコメディとしか言いようがありませんね。
「海賊の首に賞金をかける海軍」に対して「海軍の首に賞金をかける組織」という革命的なコンセプトは、瞬く間に世界中の注目を集めました。
海軍本部もこの誤情報を信じ込み、バギーを「元七武海2人を従える危険人物」と判断。

ここであっさり海軍本部が信じてしまうところもなんか今後の伏線回収がありそうな感じがしますね。
その結果、懸賞金は31億8900万ベリーという天文学的数字に跳ね上がったのです。
興味深いのは、この数字には「3189(さいあく)」という語呂合わせが隠されているという点。
海軍からすれば、クロスギルドは秩序を根底から覆す「最悪」の組織なのでしょう。
ドラゴンの「世界最悪の犯罪者」やルフィらの「最悪の世代」など、ワンピースでは「最悪」というワードがよく登場しますが、クロスギルドにも隠されているということは、今後の展開で重要な位置づけともとれそうですね。
最近の1082話では、バギーが「海賊王になりてェ!!!」と宣言する場面が描かれました。
海賊名乗るなら
海賊王になりてェ!!! pic.twitter.com/r0a2VSeFdN— (@dani8ekubo) December 4, 2023
クロコダイルが目指す「いかなる勢力にも脅かされない軍事国家」構想に触発され、ワンピースを求める決意を固めたのです。
皮肉にも、この宣言によって部下たちの士気は高まり、クロスギルドのワンピース争奪戦参戦が決定的となりました。
世界最悪の組織のリーダーとして認識されているバギーですが、その実態は「誤解」の産物です。
しかし、この誤解が現実を創り出し、実力以上の影響力を持つ存在へとバギーを押し上げています。
まさに「思い込みが現実になる」という現象のワンピース版と言えるでしょう。
この状況は、都市伝説の中で「スレンダーマン伝説」と呼ばれる「集合的思い込みが実体を生み出す現象」にも似ているとも感じます。
架空の存在だったはずのスレンダーマンが、人々の認識によって「実在」するかのようになった例と同様に、バギーの強さも人々の認識によって強固なものになっていくのかもしれません。
元ロジャー海賊団見習い
#今週のワンピ
バギーの時もそうだったけどルフィ、毎回シャンクスの話になるとその相手がシャンクスとどんな関係性だったかをすっ飛ばして自分の方が知り尽くしてると思い込んでるの面白すぎる pic.twitter.com/C2OHDiT6E4— ふぁんた (@unklovepi) February 23, 2025
バギーが四皇の地位を得た大きな要因の一つが、彼がかつて海賊王ゴール・D・ロジャーの船で見習いをしていたという経歴です。
この事実が世に知られたのは、インペルダウン脱獄時のことでした。
海軍が「この男はロジャー海賊団の元船員」と公表したことで、囚人たちはバギーを一気に「伝説の海賊」として崇め始めたのです。
ここで私が驚いたのは、バギーという一見滑稽なキャラクターが、実は海賊史の中心にいた人物だったという衝撃の事実です。

これはまるで、ピエロの仮面の下に隠された王族の血を感じさせるような展開ではないでしょうか。
バギーとシャンクスは共にロジャー海賊団で修行を積んだ仲間でした。
二人はよく喧嘩をしていましたが、根は悪友のような関係だったとされています。
個人的には、この二人が物語の最終盤で再会し、重要な役割を果たすのではないかと予想しています。
バギーの人生を大きく変えたのは、ある悪魔の実との出会いでした。
彼は手に入れた悪魔の実を高く売って財宝を手に入れようと企てていましたが、シャンクスに驚かされて誤って飲み込んでしまいます。
これにより海に潜れなくなったバギーは、以来シャンクスを恨むようになりました。
この「悪魔の実を誤飲」というエピソードも、バギーの人生における皮肉の一つですよね。
宝の地図を手に入れるために必要だった潜水能力を失ってしまうという運命のいたずら。
でも考えてみれば、もしバギーがその時に財宝を手に入れていたら、彼は今のような道をたどっていなかったはず。
実は人生最大の「失敗」が、彼を四皇にまで押し上げる第一歩だったのかもしれません。
神がかった「幸運の持ち主」というバギーの本質を象徴するエピソードだと感じます。
しかし、バギーのロジャー海賊団での過去には、さらに深い謎が隠されています。
彼とシャンクスはなぜ子供の頃からロジャーの船に乗っていたのでしょうか?
この疑問を解く鍵は、「ゴッドバレー事件」にあると考えられています。
一見何の脈絡もないように見える物語の断片が、実は巧妙に繋がっているのがワンピースの醍醐味ですよね。
38年前、ロジャーとガープはゴッドバレーでロックス海賊団と戦いました。
バギーとシャンクスは共に39歳。
時系列的に考えると、彼らがゴッドバレー事件で救出された赤ん坊だった可能性は十分にあります。
何かの縁
シャンクスはゴッド・バレー事件で拾われたからね…#ONEPIECE
#OP_FILMRED pic.twitter.com/1H9cdoPGtr— ガユリーン (@WLJzYj5QWE3ZDL0) October 13, 2024
尾田先生の緻密な伏線回収を知っている身としては、この「39歳」という年齢設定と「38年前のゴッドバレー事件」の関連性は、明らかに意図的なものだと感じます。
更には、バギーはロックス・D・ジーベックの息子ではないかという説まで浮上しています。
この説を裏付けるヒントはいくつかあります。
原作966話では、ロジャーが「赤ん坊なんて久しぶりだな」と言う場面が描かれていました。
これはシャンクスがゴッドバレー事件で拾われた赤ん坊だという可能性を示唆しているように感じます。
そうなると、シャンクスと同い年のバギーも、同様の境遇だった可能性が高いのです。
バギーがロックスの息子だとすれば、彼の異常なまでの「運の良さ」や、常に歴史の中心に現れる理由にも納得がいきます。
四皇の地位を「偶然」手に入れたように見えて、実は血筋が彼を導いていたというのは、素晴らしい物語の伏線ではないでしょうか。
もし本当にバギーがロックスの息子だとすれば、彼の本名は「ロックス・D・バギー」である可能性も。
ワンピースの世界では、本名が明かされていないキャラクターは重要な血筋を引いていることが多く、「ロックス・D・バギー」である可能性は決して低くないと考えます。
個人的には、バギーの「運の良さ」は「D」の一族の特性である「神の天敵」としての運命に守られているからではないかという仮説を立てています。
ロジャー海賊団の最後の航海では、バギーは高熱を出して「ラフテル」行きを逃しています。
これは単なる偶然なのか、それとも運命の導きだったのか。
これはもしかすると、バギーがラフテルに行くことを「何か」が阻止したのではないでしょうか?
もしくは、彼自身の「D」の血が、まだその時ではないと判断したのかもしれません。
いずれにせよ、ロジャーの船で過ごした日々は、バギーの人生に計り知れない影響を与えました。
この経歴だけでも、バギーが一般的な海賊とは一線を画する存在であることは明らかです。
彼の出自と過去が完全に明かされたとき、ワンピースの物語はさらに大きな展開を見せるかもしれません。
実は伏線だらけのバギーの過去は、「ロズウェル事件」のUFO目撃情報のように、様々な証言や状況証拠が積み重なることで、徐々にその真実が見えてくるのかもしれません。
インペルダウンからの脱獄
インペルダウン編のバギーになりたい pic.twitter.com/eohHSKwAOg
— だいふくさん 다이후쿠씨 (@daifkusan0321) June 26, 2024
バギーの四皇への道のりで最も重要なターニングポイントとなったのが、「インペルダウン脱獄事件」です。
この出来事がなければ、彼が四皇にまで上り詰めることはなかったでしょう。
「史上最悪の脱獄事件」の主犯格として名を馳せたバギーは、ここから急速に影響力を拡大していきました。
私が特に興味深いと感じるのは、バギーが「偶然」の連続で成功を収めていく様子です。
海賊漫画のはずなのに、ここまで「意図せぬ成功」を描いたキャラクターは他に例を見ないのではないでしょうか。

バギーというキャラクターを通して尾田先生が伝えたかったのは、人生における「計画外の幸運」の重要性なのかもしれませんね。
脱獄までの軌跡
キャプテン・ジョンの財宝を探していた際に誤って海軍の駐屯地に入り込み、インペルダウンに投獄されていたバギー。
彼の人生を変えたのは、エースを救出するためにルフィが監獄に侵入してきたことでした。
ルフィの腕につけられたトレジャーマーク(キャプテン・ジョンの財宝の在り処を示す印)に目をつけたバギーは、これを手に入れるためにルフィに協力することを決意します。

このような偶然の積み重ねが、尾田先生の描く世界の妙味だと思います。
脱獄の過程で、バギーは次々と囚人たちを解放していきました。
そして「ロジャー海賊団の元クルー」という経歴が明かされると、彼は囚人たちから「バギー船長」として崇拝されるようになります。
この時、バギーには確固たる計画があったわけではありませんが、結果的には多くの凶悪犯を味方につけることに成功したのです。
バギーには何の計画もなく、単に自分の命を守るために行動していただけなのに、周囲はそれを「偉大なる計画」と解釈し、熱狂的に彼に従っていく…。
心理学の「ハロー効果」と呼ばれる現象に似ていて、「ロジャー海賊団の元クルー」という一つの肩書きが、バギーの全てを輝かせるフィルターになったのでしょう。
脱獄後、バギーはマリンフォードの頂上戦争にも参加します。
最初は白ひげの首を狙うと豪語していましたが、実際には戦場を右往左往。
しかし戦争終結後、シャンクスに頼まれて麦わら帽子をルフィに届け、かつての宿敵であるルフィの命を救うことにも関わりました。
表面的には愚かに見えて、実は深い洞察を持つ…または無意識のうちに重要な役割を果たす道化というアーキタイプをバギーが体現しているとしたら、彼の存在意義はさらに深いものになりますね。

個人的には、最終決戦でもバギーが予想外の重要な役割を果たすのではないかと期待しています!
脱獄後の展開
この一連の出来事の後、バギーはインペルダウンで解放した囚人たちを率いて「バギーズ・デリバリー」という海賊派遣業を設立します。
ここでもバギーの強運は健在で、彼は王下七武海に抜擢されたのです。
この地位を得たことで、バギーの影響力と知名度は一層高まりました。
「バギーズ・デリバリー」というビジネスモデルは、海賊というカオスな世界に「システム」を持ち込んだ革命的な発想だったと思います!
これって実は現代のビジネス界でいう「ブルーオーシャン戦略」そのものですよね。
世界政府がこの「革新性」を評価して七武海に抜擢したというのも、意外と理にかなっているのかもしれませんね。
七武海としてカライ・バリ島を拠点に繁栄していたバギーでしたが、七武海制度の廃止により再び海軍に追われる身となります。
しかし、ここでも彼の強運は発揮され、クロコダイルとミホークとの出会いにより「クロスギルド」設立へと繋がっていくのです。
インペルダウン脱獄から始まった一連の出来事は、バギーを「東の海の小さな海賊」から「世界的に名を馳せる大海賊」へと成長させました。
彼の実力がそれに見合っているかどうかは別として、バギーが持つ影響力と人々を引きつける不思議な魅力は、確かに四皇と呼ぶにふさわしいものになっていったのです。
ここで思うのは、「実力とは何か」という根本的な問いかけです。
バギーは確かに戦闘力では他の四皇に及びませんが、「人を動かす力」という点では彼らと互角、あるいはそれ以上かもしれません。
現実世界でも、実際の能力よりも「人々にどう認識されるか」が重要な場面は多々ありますよね。
バギーというキャラクターは、そんな現代社会の縮図のようにも見えます。
【ワンピース】バギーの今後の覚醒について考察
バギーが四皇になれた背景には、いくつかの偶然と運命が絡み合っています。
しかし、今後の展開ではバギーの真の力が明らかになる可能性も。
ここでは、バギーの「バラバラの実」の能力覚醒の可能性と、その背景にある重要な要素について深掘りします。
バラバラの実覚醒の可能性
バギーの「バラバラの実」は、これまで単に体をバラバラに分解して飛ばせるだけの能力と思われてきました。
しかし、悪魔の実の覚醒という概念が明らかになった今、その可能性は無限大に広がっています。
超人系の悪魔の実の覚醒パターンを考えると、バギーの能力が覚醒した場合、周囲の物体や他者までもバラバラにできる可能性があります。
ドフラミンゴが建物を糸に変え、カタクリが周囲の物体を餅に変えたように、バギーも周囲の環境全体を「分離可能な状態」に変化させることができるかもしれません。
この能力が覚醒すれば、戦場全体をコントロールする恐るべき力となるでしょう。
例えば、敵の船をバラバラにしたり、巨大な岩盤をバラバラにして操ったりすることも可能になります。
最も恐ろしいのは、他者の体を分解する能力かもしれません。
肉体的に不死身に近いカイドウでさえ、体がバラバラになれば戦闘不能に陥る可能性があります。
さらに、現在のバギーは自身の体を「ぶつ切り程度」までしか分解できませんが、覚醒すれば分子レベルまで分解できるようになり、ほぼ無敵の状態になるかもしれません。
その場合、ルフィのように「気体化」に近い能力まで獲得する可能性もあります。
世界には様々な都市伝説がありますが、「テレポート能力者」の伝説と似ている部分があります。
物質を分子レベルで解体し、別の場所で再構成するという能力は、SF作品でよく描かれる超能力です。
バギーの覚醒がそのような次元に達するなら、真の四皇にふさわしい力と言えるでしょう。
隠された血統の秘密
バギーの真の強さを考える上で、彼の出自の謎は避けて通れません。
なぜなら、彼が単なる道化師ではなく、重要な血統を引く人物である可能性が高まっているからです。
特に注目すべき考察は「バギーはロックス・D・ジーベックの息子ではないか」というものです。
ロックスは海賊王ゴール・D・ロジャーの時代より前に海の覇者と呼ばれた伝説的人物。
ゴッドバレー事件では、ロジャーとガープが手を組まなければ倒せないほどの強敵でした。
この説を裏付ける証拠として、時系列の一致があります。
ロックスが敗北したゴッドバレー事件は38年前に起きており、バギーとシャンクスはともに39歳。
つまり、この事件当時は赤ん坊だったことになります。
ロジャー海賊団では「赤ん坊なんて久しぶりだな」という会話があったことも、かつて赤ん坊を船に迎え入れた経験があることを示唆しています。
ロックスの息子という血統が隠されているならば、バギーの中には眠れる力があるのかもしれません。
D一族の意志と、ロックスの血を受け継ぐバギーが覚醒すれば、その力は計り知れないものになるでしょう。
実際、歴史上でも「実は王族の末裔」という都市伝説は数多く存在します。
フランス革命後、処刑されたはずのルイ16世の息子が生き延びていたという「ルイ17世生存説」など、権力者の子孫が隠れて生きているという物語は多くの国で伝わっています。
バギーの物語もそのような歴史的パターンに沿っているのかもしれません。
海賊王への野望
最近の展開で、バギーが「海賊王になりてェ!!!」と宣言したことは、彼のキャラクター発展において重大な転機と言えます。
この宣言は単なる思いつきではなく、長年抑え込んでいた本当の野望の表出なのです。
バギーはシャンクスと共にロジャー海賊団で育ちましたが、シャンクスの才能の陰に隠れ、自らの夢を諦めていました。
しかし、偶然と誤解の連続で四皇にまで上り詰めた今、彼は再び海賊王を目指す決意を固めたのです。
皮肉なことに、彼が本気で夢を追い始めたことで、クロスギルドはワンピース争奪戦に参戦することになりました。
バギーがワンピースを見つけるには、能力覚醒が必要不可欠です。
なぜなら、最終章で描かれる争いは、これまでの戦いとは次元が違うからです。
四皇たちが本気でぶつかり合う世界最高峰の戦いで、バギーが生き残るためには、自身の能力を最大限に高める必要があります。
興味深いのは、バギーの海賊王宣言の真意です。
彼は「いかなる勢力にも脅かされない軍事国家の設立」を目指すクロコダイルの野望に触発されましたが、同時に自分の力で何かを成し遂げたいという本心も吐露しています。
この葛藤が、能力覚醒の精神的トリガーとなる可能性もあります。
まとめ
四皇バギーの懸賞金は驚異の31億8900万ベリーで、ルフィたちの30億ベリーをも上回ります。
この評価の裏には興味深い「誤解」の連鎖がありました。
クロスギルドは表向きバギーが率いる組織ですが、実際はクロコダイルとミホークが主導者。
バギーの部下たちが勝手に彼をボスと宣伝したことで、海軍は「元七武海2人を従える危険人物」と判断。
懸賞金には「3189(さいあく)」という語呂合わせも隠されています。
バギーはロジャー海賊団の元見習いという重要な経歴の持ち主。
39歳という年齢と38年前のゴッドバレー事件との関連から、「ロックス・D・ジーベックの息子説」も浮上しています。
インペルダウン脱獄事件をきっかけに「ロジャー海賊団の元クルー」という経歴が知られ、囚人たちから崇拝される存在に。
その後バギーズ・デリバリーを設立し七武海に抜擢されるなど、「偶然」と「誤解」の積み重ねが彼を四皇の座へと押し上げました。
バギーの「バラバラの実」が覚醒すれば、周囲の物体や他者までバラバラにする能力も期待でき、「海賊王になりてェ!!!」と宣言したことから、クロスギルドもワンピース争奪戦への参戦が決定的となっています。
バギーはかなり早い段階から登場している古株ですが、ルフィの成長と比較されることから弱い印象がついてしまっています。
そんなバギーが物語の終盤で覚醒する日がくるのでしょうか。
覚醒して面白いですし、やっぱり弱かったというオチでもバギーらしくて良いのかなと思います。
この先の展開が楽しみです!
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